農事組合法人ファーム紙屋

『三次の魅力、みーつけた』 もっと三次が好きになる!トレッタみよしの農家・農産物紹介

農事組合法人ファーム紙屋

野菜・加工品作りで地域に貢献!独自のアイデアでヒット商品満載です

 2年間にもわたる議論、基本は県内消費

ファーム紙屋写真1

鮮度のよいアスパラガスは三次の特産品

「地域の空き家や耕作放棄地が増えるなかで、土地を残し雇用を増やしていきたい」という想いから、農事組合法人ファーム紙屋は平成18年に設立しました。この設立には地元の生産者たちが集まり、2年も議論を重ねた熱い想いが込められています。

主力となるのはアスパラガス。三次市は「霧の里」と呼ばれるように寒暖差が激しく、アスパラガスの栽培に適した環境であることから、ファーム紙屋では面積にして45a、年間約5トンを出荷しています。夏場にはぐんぐん伸びて、1日2回も収穫するほど豊かな生命力に満ちています。

「原産はヨーロッパだけれど、今は日本が世界一美味しい!」と、加工部長の西口譲二さんは話します。県内消費を基本として自分たちが食べる感覚で取り組んでいるので、栽培はこだわりの減農薬。美味しいと言ってもらえるための努力を惜しみません。

 

懐かしの味がヒットした

ファーム紙屋写真2

店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまいます

ファーム紙屋で活躍するのが、「農産品の加工を老後の生き甲斐」とする年配の方たち。アイデアも豊富で約5年前にできた加工部門では、「懐かしい味の漬物を作りたい」と、酸っぱい白菜の古漬をつくり、これが大ヒット!地元ではもちろん、今では北海道からも注文が入るほどの人気商品になりました。

 

お弁当やお惣菜にも、地域の恵みを余すことなく

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2~3名でできる量を毎日手作り

以前は処分していた収穫期を逃したものや曲がったアスパラガスも、刻んで惣菜の具として加え「アスパラコロッケ」や「アスパラの卵焼き」として販売。また秋には西口さんのお宅で収穫できる栗を使った「栗おこわ」も人気です。四季折々の旬の恵みにひと手間加えることで、創意工夫のある人気惣菜をいくつも生み出してきました。加工場の陽気な女性たちは毎朝5時半からお弁当やコロッケ、天ぷらなどを作って、出来立てのおいしさをトレッタみよしに届けています。

 

 

 

 積極的な取り組みで夢は大きく

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トレッタみよしで品出しする西口譲二さん

「どんなにおいしくても、どんなにアイディアを込めても、まずは食べてもらわないと始まらない」。そこで月1回の軽トラ朝市やイベント出店など対面販売にも積極的です。自分たちの商品をただ売るだけでなく、消費者と「顔でつながる」関係づくりが大切であると考えています。また「自分たちだけで良いのではなくて、地域全体として三次を盛り上げていきたい」と考え、法人に所属していない近隣の農家の方たちが作った野菜も積極的に利用し、三次ならではの食品・総菜づくりに努めています。

「売り上げを大きく伸ばし、働いているおばちゃんたちをいつかハワイに連れていきたい」と、楽しそうに語る西口さん。中山間地の組合の見本となるよう、夢と目標をしっかり見据え、今日も「とびきりの三次の恵み」をトレッタみよしへと届けています。

 

農事組合法人ファーム紙屋

●連絡先 
三次市和知町1242   TEL0824-66-2000


●商品情報

ファーム紙屋写真5

人気のアスパラ入りコロッケ

・アスパラ入りコロッケ 2ヶ/291円(税込)

 コーンやアスパラガスなど具材たっぷりのコロッケ。他にカレー味、ライス入りなど。

・和知の白菜漬(秋冬限定)300g/270円(税込)
 匂いも酸っぱさも一流の昔懐かしい白菜漬け。

【農業ライターの一言】
すべて手作りなところが魅力的!季節ごとの素材を使ったお弁当・お惣菜を食べるのも楽しみになりそうですね。

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